2001年9月掲載分
はじめに |
今回は、「今月のエネルギーの波と流れ」コラムの初回です。ここでは、みなさんが、これらの自然なエネルギーと遊ぶ方法を見つけられるようお手伝いしようと思っています。 エネルギーには、無数の流れや、扉や、意識の状態というのがあります。ここでお話しするのは、そのごく一部にすぎませんから、是非みなさん自身が、創造力豊かに、自分を取り巻いている流れやそのサイクルを発見し、有効利用してみてください。 このコラムでは、「流れ」とか「入口」とか「意識の状態」といった言葉を使います。まず最初に、それらの言葉をここでどのような意味で使っていくか、そのバックグラウンドとなるお話しから始めましょう。 |
「流れ」 |
宇宙には、自然なサイクルと動きというのが存在しています。このエネルギーの自然な動きが、ここで言う「流れ」にあたります。「流れにある」という表現をするときには、すべてが上昇する螺旋状の動きになっており、宇宙が私たちの成長をサポートしてくれている状態を指します。反対に、私たちがその流れに抵抗するとき、流れは私たちのエネルギーを消耗させ、エネルギーの動きは、下降する螺旋状に変わります。そう言うと、この流れについての概念は、ちょっと悲観的に聞こえるかもしれませんね。「全体の流れ」について行けなかったら、成長もできないし、進歩もないのかと思われる方もあるかもしれません。しかし、幸いなことに、流れには、様々な形態がありますし、その流れも色々な方向に進みますから、メインの流れから外れたからといって、悲観することはないのです。 15年程前のお話しをしましょう。当時、なぜか熱気球に興味をもっていた私は、熱気球について学びたいと思うようになり、その頃、カリフォルニアでは、トップとみなされていたコーチに師事することにしました。 私の最初のレッスンは、自宅から30分程離れた所で、100以上の熱気球が集い、レースをするのに加わるという形でスタートしました。私も初めからフライトメンバーに入れてもらい、コーチを含めて3人が機上して飛ばすというものでした。残りのメンバーは、地上メンバーで、地上からこの熱気球を追いかけ、一旦着地したら、今度は熱気球を車で出発地点に戻すという計画でした。レースの目標は、30分間で誰がもっとも遠くに飛ぶことができ、着地後は誰が一番早く出発地点にもどることができるかというのを競うものでした。出発地点への車は、1921年版のクラシックカーを使って戻ることが条件になっていました。 何も知らない私は、このトップクラスのコーチが何か特別な技能を身につけていて、熱気球を早く「行かせる」ことができるのだと思っていました。 スタートのピストルが鳴りました。一斉に、熱気球がスタートしました。スタートした途端、コーチは「ちょっと待て。まずできるだけ速く上にあげるぞ。」と叫びました。 レースの目的は、どれだけ高く上がれるかではなく、どれだけ遠くに行けるかです。なぜ上昇するのだろうと不思議に思っている内に、私たちの熱気球は、グループの中でも、最も高度を上げ、レースのルールが許す限りの1600mの高さに急速に近づいていきました。この高さに達した地点から、他の熱気球をながめると、それぞれが様々な高度で飛んでいるのが分かりました。 私たちの熱気球は、一旦1600mまで上昇した後、1400m に高度を下げ、それ以降はその高度を維持しながら飛行を始めました。高度が安定して、一息ついた頃、コーチが私にこんな説明をしてくれました。 まず、熱気球の高度をあげることで、すべての高度における風のスピードと方向を、感覚で測りました。次に、その中から最も強力な流れをもち、かつ危険性をともなっていない流れを選んだと言うのです。 レースを行ったこの土地は、小高い山や4000m級の山脈もある大きな谷間に、 位置しています。ですから、コーチは、単に風の流れを読んでいただけではなく、 着地地点の地形が、岩場や丘や山の雑木に覆われていない危険度の少ないものであることなどを考えにいれるという思慮深さをもって、風を測っていたのです。 レースは、それは楽しいものでしたし、私たちのグループは1等賞をもらうことができました。私が学んだ、これまで生きてきて気がついたこともない流れについてのレッスンは、1等賞のトロフィーに匹敵するほど素晴しいものでした。 これは人生に使えると思いました。 この体験談のレッスンは、シンプルなものでした。 「まず、流れを見つける。 その後に、流れを日常に応用する!」 |
「入口(Gateway)」 |
入口(Gateway)とは、どこか別の所に入るための門戸を指します。エネルギーの話しでは、入口と言うとき、一般にはエネルギーがさらにオープンになれる地点を指します。 エネルギーの中に流れを見つけたら、その流れに抵抗するか、流れに沿っていくか、 流れに加わり一つになるかを選ぶことができます。 流れと一つになるという選択をすれば、エネルギーの門戸を開けることになります。 この時点で、もう一つ選択できることがあります。 自分の「エネルギー」を設定することで、自分の体験をさらに多くの体験に、オープンにすることができます。 |
「意識の状態」 |
このエネルギーの入口を通ることで、そこにある意識の状態と一つになります。 この意識の状態は、わたしたちを成長させ意識を拡張させてくれるような素晴しい意識の空間へと、連れていくことができます。 |
2001年9月のエネルギーの波と流れ
|
先月(8月)は、お盆を迎えた月でした。それは、家族を顧みる時であり、また、どのような形が自分に合っているかを試してみる月でもありました。今月(9月)は、先月トライし選んだ形を確立する時です。これを、自分のどの生活の側面に応用しても構いません。しかし、今年のエネルギ−の流れにあてはめることで、人生に大きなインパクトをもたらすことが可能となるでしょう。 自分の輝く健康をサポートしてくれる形を、スタートさせる時です。 変化をもたらすためには、まずどのような形にしたいかを決める必要があります。今月(9月)のエネルギ−は、その形を実行に移す時です。 健康や活力や長寿を楽しむためにとるべき行動を、実行する時です。先月(8月)選んだり試した形態で、どれが最も自分に相応しかったのでしょうか。その最適だと思えた形を、今度は、試すだけでなく日課に組み入れられるよう、スケジュールを調整したり、手配をするときです。 例えば、健康を維持していくには、適度の運動が不可欠です。まず、先月(8月)に吟味した運動の選択肢から、自分にとって最良のものを選びます。もしジムに通うのであれば、その手続きをしたり、何かの運動機具が必要なのであればそれを入手したり、定期的に運動できるよう、時間の都合を付けたりする時です。自分では、どれが最良か決めかねたり、先月(8月)はサボって何もしなかったけれど今からでも始めたいという人には、「運動する悦びに目覚める」ミニセミナーを試すと良いかも?詳しくは、ここをクリックして下さい。このミニセミナーでは、輝く光のマスターがみなさんの、エクササイズプラン作りまで、サポートしてくれますヨ。 |
2001年9月のミニ瞑想
|
||||
最初に、自分が知りたいと思うこと、探りたいと思う分野、ここでは特に自分の輝く健康に関すること紙に書き出します。書き出す内容は、具体的な方が効果的ですよ。疑問点が漠然としていると、答えも漠然としたものになるからです。 もちろんバランスも大切です。時には、全体像をつかむことも大切ですし、時には詳細に目を向けることも大切ですから。 |
||||
瞑想は初めてだと言う方は… |
||||
|
まず心と身体をリラックスさせられるような環境を整えましょう。 座り心地のよい椅子やクッションなどを上手にとりいれて、背骨が楽に伸びている状態を作ってあげましょう。座っても、横になってもよいでしょう。寝てしまうように思える場合は、座った姿勢をお勧めします。椅子に掛けても、床に座ってもよいのです。 服装も、身体を締め付けないような、楽なものがよいでしょう。 しばらくの間、誰もじゃましないように、家族の人に声を掛けておいたり、電話を留守伝にしておくのもよいでしょう。 ムード音楽として、このホームページで紹介しているような、心休まる音楽を、静かに流すのもよいでしょう。 さあ、環境作りができました。 ゆったりと身体を緩め、深い呼吸を2・3回繰り返します。 完全にリラックスしてみましょう。 深い呼吸と共に、みなさんの意識は自然に、高い次元へ、高い次元へと導かれていきます。やがて、みなさんは、輝く健康を修得したマスター達がたくさん集った、美しいお花畑にいると想像してみましょう。多く集ったマスター達の中でも、特に1人のマスターに引かれることでしょう。そのマスターに、「自分の輝く健康を実現させるために、今日どのような行動をとると良いのでしょうか」と尋ねてみましょう。そして、そこで得たアイデアや気付きをメモにとり、実際に実行に移します。 |
|
||
「ライトボディーの覚醒化」修了者であれば… |
||||
|
「ライトボディーの覚醒化」の教材に収録されている中にある3つの「光の神殿」の瞑想の1つか、「高次の光をチャネルする」のガイドとつながる瞑想を使い、自分のガイドとつながりましょう。そして、輝く健康を実現させるために、今日どのような行動をとると良いかを尋ねてみましょう。 瞑想で得た洞察やアドバイスを、必ずメモにとり、日常でその洞察に基づきどのような形が最も自分にふさわしいかを探ってみましょう。 |
|
||
「ラディエンス:輝く生命力を祝う」参加者であれば… |
||||
|
このセミナーのライブセットを聴きます。 side8:「 輝く健康を育む」 瞑想をする際には、「自分の輝く健康のために、今日、どのような行動をとることができるか」というテーマを意識にいれおきましょう。瞑想中あるいは、特に意識を戻す際に、どのような洞察がうまれてくるかに注意を向けてみましょう。 |
|
||
9月に開催される 「意識を築く:意識を拡張する」セミナー参加予定者であれば… |
||||
|
「ラディエンス:輝く生命力を祝う」セミナーテープ、又は 「ライトボディーの覚醒化」の教材や、音楽CD「ソースリニューアル」(MM102)を使用するとよいでしょう。 輝く健康を実現させるための「行動」やその他のテーマに関する「行動」とは何か、探りたいテーマを選びます。 意識の中に9月のセミナーを入れ、そのセミナーをエネルギーとして見い出します。自分の意識を、セミナー自体の持つ意識につなげます。エネルギーがオープンになり、意識が拡張するのが感じられるでしょうか。みなさんがこの瞑想をされる度に、 私たちは、参加予定者であるみなさんを意識に入れています。 このセミナーのエネルギーを深く吸い込んでみましょう。そしてライトボディーの光の空間にどのようなエネルギーのパターンが生まれるかを感じ取ってみます。吐く呼吸とともに、意識を外へと拡げます。完全に息を吐き切ったら、次からの呼吸毎にさらに遠くに意識を拡げられるのを感じ取ってみましょう。呼吸毎に、意識は広がっていきます。これを少なくとも10〜12回行ってみましょう。 みなさんが関心をいただいたテーマを軽く思い出します。自然に浮かぶ洞察に注意を向けてみましょう。戻るときや、戻ってしばらくもその思考に気を付け、生まれた洞察に基づいて、行動をとってみましょう。9月は行動の月です! |
|
||
|