今月のお話
 
 
手放すと言う作業は、私の人生の中で魔法のような素晴らしさを与えてくれます。
私は、執着を手放すと言うことを、一日数回行います。それは決して大きなことでも、大袈裟なことでもないのですが、 些細なことに対して練習をしておくと、それが大きな出来事でもスムーズに扱えるようになります。
 
先週の日曜日、私は各社の新聞の日曜版を買いに行くことにしました。 アメリカの日曜版の新聞は、ちょっとした読み物で、広告なども入れると各社とも百ページ近くからなる分厚いものを発行します。 そこには、ニュースから様々な話題の記事、格安旅行企画にいたるまで紹介されています。 その日私は、フレズノ新聞やロスアンゼルス・タイムズやサンフランシスコ・クロニクルズなどを買いました。
 
アメリカでは新聞は、自宅に配達される他、ガソリンスタンドや本屋さんや自動販売機で購入することができます。 この日私は、郵便局の前に設置されている自動販売機で購入することにしました。 日曜版の新聞の価格は各社によって多少異なりますが、約$1.50です。 私としては、日曜版の新聞は$1ドル程度が妥当だとおもっていました。 ところが、お金を入れようとして気付いたのですが、知らない内に、新聞は$2ドルに値上げされているではありませんか。 わたしはこの値上げにカッとなりました。平日は、$0.25なのに、なんで日曜版だけ値上げをしたのか? そう思いながら、ポケットに手を入れ、自動販売機に入れる小銭が足りるかどうかを確かめて(お札は使えないので)、 あると分かると、この値上げに対して抱いた気持ちを手放しました。
 
アメリカの新聞の自動販売機は、シンプルな構造で、 オーブントースターを大型にしたような長方形の箱で、指定の小銭を入れると、前の扉を手前にあけることが出来ます。 そして扉の中に積んである新聞の一部を、自分で取り出す仕組みです。
 
私は気を取り直して、自動販売機に$2を入れ、扉を開けました。 新聞を一部取り出そうとすると、なぜか$0.50が釣銭入れに戻ってきました。 その瞬間に思ったことは、宇宙も新聞の値上げは不当だと見ていて、 私が妥当だと思う価格である$1ドルに一歩み、$0.50を返金してくれたということでした。 新聞を取り出し、扉を閉めると、さらに$0.50が戻ってきました。嬉しくなってしまいました。 その場を立ち去る前に、その自動販売機の所有者が誰か気になったので、ちらっと見た所、 その新聞社ではなく個人所有のものでした。自営業者が管理している機械なわけです。 その氏名の下にステッカーが貼ってあって、 「一人一部以上は、取らないで下さい。一部以上とった新聞は私が新聞社に支払うことになります。」とありました。
 
それを読んだ私は、返却されてきた$1を、先程と同じ思いで見ることができなくなっていました。 新聞を買う際に、自動販売機から2部取ろうと思ったことはありませんが、 今回の$1は、不当な値上げ分を宇宙から返してもらったギフトとして、もらうつもりでした。 しかし私はハタと考えてしまいました。もしこの$1を私がもらったとしたら、 それは値上げをした新聞社からの返金ではなく、 この自動販売機の所有者である一個人のお金を盗んだことになるのではないかと。 もしこれが、売店で買った新聞で、キャッシャーの人が、$1余分に釣銭をくれたら、 わたしは必ずその$1を返しているはずです。
 
この出来事は、私の思いと言うか意図が、思わぬ形でこの自動販売機の持主に、 負担をかける可能性を招いたのだと気付かせてくれました。 わたしは迷うことなく、すぐにその戻ってきた$1を、もう一度新聞販売機に戻し、 新聞を取らずに、扉を開けそして閉めました。返却されてきたお金は、行くべき所に戻すことが出来ました。
 
望むことを形にするパワーと技能が身に付くと同時に、 私たちは、常に「公平な価値の交換」をしているか気をつけなければなりません。 もらい過ぎても、もらい無さ過ぎてもいけませんし、払い足らなくても、払い過ぎてもいけません。 公平な交換が大切です。私は、この自動販売機から$1よりもはるかに貴重なレッスンを学ぶことが出来ました。 「公平な価値の交換」とは何かを、実生活で学ばせてもらいました。
 
 
 
 
2001年12月のエネルギーの波と流れ
 
 
今月は、自分の健康、長寿、活力を増すために、宇宙と協力しあって、自分の願いを普遍的にする時です。

 
先月(11月)は、自分が形にした状況や機会や物や形に対する執着を手放し、宇宙から提示される最良の選択を活かす時でした。

今月(12月)は、宇宙が提示してくれる最高のチャンスを受け取るという、きわめて重要な時です。私たちは、ともすると毎日宇宙から送られてくる小さなプレゼントを知らないうちに押しやっているばかりでなく、時には大きなプレゼントも拒否しているからです。
 
そこには、宇宙から送られてくるプレゼントを跳ね返してしまう抵抗する自分がいます。私たちの視点はあまりに限定されていて、宇宙が与えようとしているギフトに気付かないことが多いのです。しかし、宇宙からのプレゼントは、私たちが期待するよりも遥かに素晴しいものです。
 
求めることが実現しない時は、往々にして、私たち自身が宇宙から送られてくるチャンスをストップさせていることに起因します。
 

私たちが宇宙から真実受け取ることを学べたとき、初めて自分の求めるものを形にすることができるのです。
 

宇宙からのプレゼントを人生の中に受け入れることができるとき、私たちは、そのプレゼント自体を超越し、次のレベルに移行することができます。その次のレベルについては、2002年の新年のメッセージでお話ししましょう。


 
 

 
 
今月のミニ瞑想
 
 
最初に、自分が知りたいと思うこと、探りたいと思う分野、 ここでは特に自分の輝く健康に関すること紙に書き出します。 書き出す内容は、具体的な方が効果的ですよ。疑問点が漠然としていると、答えも漠然としたものになるからです。
 
もちろんバランスも大切です。時には、全体像をつかむことも大切ですし、時には詳細に目を向けることも大切ですから。
 
 
瞑想は初めてだと言う方は…
 
 
 
まず心と身体をリラックスさせられるような環境を整えましょう。
 
座り心地のよい椅子やクッションなどを上手にとりいれて、背骨が楽に伸びている状態を作ってあげましょう。 座っても、横になってもよいでしょう。寝てしまうように思える場合は、座った姿勢をお勧めします。椅子に掛けても、床に座ってもよいのです。
 
服装も、身体を締め付けないような、楽なものがよいでしょう。
 
しばらくの間、誰もじゃましないように、家族の人に声を掛けておいたり、電話を留守伝にしておくのもよいでしょう。
 
ムード音楽として、このホームページで紹介しているような、心休まる音楽を、静かに流すのもよいでしょう。
 
さあ、環境作りができました。
 

 
完全にリラックスしてみましょう。
ゆったりと身体を緩め、深い呼吸を2・3回繰り返します。
 

 
深い呼吸と共に、みなさんの意識は自然に、高い次元へ、高い次元へと導かれていきます。 やがて、みなさんは、輝く健康を修得したマスター達がたくさん集った、美しいお花畑にいると想像してみましょう。 多く集ったマスター達の中でも、特に1人のマスターに引かれることでしょう。 そのマスターに、「どのようなことが、私の輝く健康をサポートしてくれるでしょうか」尋ねてみましょう。 何をすればよいか感じ取ったら、今度は、宇宙に自分の意図を明らかにし、では何を形にすればよいかを明確にたずね、そしてそれを手放します。
 
そこで得たアイデアや気付きをメモにとり、実際に実行に移します。
 
誘導瞑想が必要だと感じる方は、このホームページで紹介している「高次の光をチャネルする」や「チャネリング:初級」(CD)などを使うのも良いかもしれませんね。
 
 
 
 
「ライトボディーの覚醒化」修了者であれば…
 
 
 
 
「ライトボディーの覚醒化」の教材に収録されている中にある3つの「光の神殿」の瞑想の1つか、 「高次の光をチャネルする」のガイドとつながる瞑想を使い、自分のガイドとつながりましょう。
 
「どのようなことが、私の輝く健康をサポートしてくれるでしょうか」と尋ねてみましょう。 何をすればよいか感じ取ったら、今度は、宇宙に自分の意図を明らかにし、では何を形にすればよいかを明確にたずね、そしてそれを手放します。
 
瞑想で得た洞察やアドバイスを、必ずメモにとり、日常でその洞察に基づきどのような形が最も自分にふさわしいかを探ってみましょう。
 
 
 
 
「ラディエンス:輝く生命力を祝う」参加者であれば…
 
 
 
 
このセミナーのライブセットを聴きます。
 
side8:「 輝く健康を育む」
 
瞑想をする際には、「宇宙が与えてくれる最良の選択を受け入れ、それを超越する」というテーマを意識にいれおきましょう。 瞑想の最後には、そこで得た形に対する執着をを手放します。 意識を戻す際に、どのような洞察がうまれてくるかに注意を向けてみましょう。
 
 
 
 
「意識を築く:意識を拡張する」セミナー修了者であれば…
 
 
 
 
「ラディエンス:輝く生命力を祝う」セミナーテープ、又は 「ライトボ ディーの覚醒化」の教材や、音楽CD「ソースリニューアル」(MM102)使用すると よいでしょう。または、「意識を拡張する」セミナーの教材がお手元にあれば、 それを使われるのもよいでしょう。
 

 
輝く健康を「宇宙が与えてくれる最良の選択を受け入れ、それを超越する」とは何 かを意識に入れて瞑想します。瞑想の最後には、その形に対する執着を手放します。
 

 
意識の中に9月のエネルギーを思い起こします。自分の意識を、セミナー自 体の持つ意識につなぎます。エネルギーがオープンになり、意識が拡張するのが 感じられるでしょうか。みなさんがこの瞑想をされる度に、 私たちは、修了者 であるみなさんを意識に入れています。また、瞑想する際には、このセミナーで 学んだ「意識を拡張する技能」を駆使してみましょう。
 

 
このセミナーのエネルギーを深く吸い込んでみましょう。そしてライトボデ ィーの光の空間にどのようなエネルギーのパターンが生まれるかを感じ取ってみ ます。吐く呼吸とともに、意識を外へと拡げます。完全に息を吐き切ったら、次 からの呼吸毎にさらに遠くに意識を拡げられるのを感じ取ってみましょう。呼吸 毎に、意識は広がっていきます。これを少なくとも10〜12回行ってみましょう。
 

 
みなさんが関心を抱いたテーマを軽く思い出します。自然に浮かぶ洞察に 注意を向けてみましょう。戻るときや、戻ってしばらくの間もその思考に気を付 け、生まれた洞察に基づいて実行します。